J-Debitとは?VISAデビット・JCBデビットとの違い

J-Debitとはどんなカード?上手に使えば時間と手数料の節約に

VISAやJCBといった国際クレジットブランドのデビットカードが話題ですね。デビットカードはクレジットカードと違って、カードを使ったタイミングで口座から代金が引き落とされます。銀行口座から即時払いというシステムは同じなのですが、日本独自の「J-Debit」という支払い方法があります。

 

具体的にどんな方法なのか?またブランドデビットとどう違うのか?
メリットやデメリットなどを確かめてみましょう!

 

J-Debitとは

日本独自のシステムであるJ-Debitは、金融機関のキャッシュカードを使って、お店のレジで支払いができる方法です。新しくカードを発行する必要もなく、今持っているカードでそのままデビット機能を利用できるものです。

 

クレジットカードのように、いつでも使えるということはなく、利用可能時間が決まっています。各金融機関が利用できる時間を決めているため、統一されていません。基本的にはコンビニATMの引き出し可能時間と同一ですが、メンテナンスなどもあるため注意が必要です。

 

デビットカード最大のメリットは、現金を引き出すための時間や手数料を気にしなくて良くなることです。ATMに並んで時間を無駄にしたり、時間外手数料を払ったりということがなくなります。

 

J-Debitはどこで作れる?

あまり知られていないのですが、J-Debitに対応していないキャッシュカードのほうが少ないのです。都市銀行、第二地方銀行、信用金庫、労働金庫、JAバンクのすべて、ほとんどの地方銀行、信託銀行で利用できます。

 

三菱東京UFJ銀行はセキュリティタイプICカードと、ディズニーデザインでは利用できません。また三菱UFJ信託銀行とあおぞら銀行も利用不可です。2000年以降に設立されたネット系や流通系の新たな形態の銀行でも利用できません

 

どんなシーンで使える?

J-Debitは、日本国内限定のデビットカードです。日本の加盟店で利用できます。加盟店数は、現在45万店程度です。(参考:利用可能な加盟店を検索できるJ-Debitナビ

 

デパートやショッピングセンター、家電量販店、ホテル、レストラン、美容院など使える加盟店のジャンルは広いです。またタクシー代や飛行機のチケットの購入に使うこともでき、利便性はそれほど低くはなさそうです。ただし、最も使いやすそうなコンビニですが、実はローソンで提携しているごく一部の銀行と全国の信用金庫のキャッシュカードで使えるのみです。

 

たとえばVISAなら世界中で使えますし、加盟店数はNILSON REPORTなどによれば3850万店ともいわれています。加盟店があまり多くないといわれているJCBも2500万店ですから、数では比較するまでもありません。

 

J-DebitとVISAデビット・JCBデビットとの違い

  J-Debit 国際ブランドデビット(VISA・JCB)
年会費や発行手数料 無料 かかるものもあり
カード発行の手間 J-Debitなら手持ちのキャッシュカードがすぐ使える 発行の申し込みが必要
加盟店 日本国内のみ 世界中で使える
インターネットショッピング 利用不可 利用可
海外ATM 利用不可 対応ATMなら現地通貨の引き出し可
ポイント、キャッシュバック なし あり

 

キャッシュカードを出して支払うという点は同じですが、J-Debitとブランドデビットでは、かなり違いが大きいといってよいでしょう。ブランドデビットはクレジットカードの代用あるいは現金代わりとしても使えます。ですが、J-Debitなら現金の代わりのみと考えたほうがよさそうです。

 

ブランドデビットだけでOK?

国際ブランドデビットの登場と浸透で、「J-Debitを使うシーンはないのでは?」と考えられるようになりました。しかし、ブランドデビットカードのようにわざわざ申し込む必要がなく、今すぐにでも使えるというのは大きな魅力でしょう、また労働金庫や信用金庫、農協などのキャッシュカードにもデビット機能が付いています。

 

国際ブランドのデビットカードを持つためだけに、あまり利用のない金融機関の口座を作る手間がありません。メインバンクとして使っている金融機関のキャッシュカードを、デビットカードとして利用すればよいだけです。

 

一部の国際ブランドデビットカードのように、年会費を支払ったり、年会費を無料にするための条件を気にしたりする必要がありません。J-Debitは特に準備やコストを気にせず、現金の代用として使うのがベストでしょう。

 

今後のJ-Debitはどうなる?

今後、キャッシュレス化が加速すると予想されている日本では、ペイメントカードや電子マネーの使い分けがますます重要になってくるでしょう。J-Debitは国際ブランドのデビットカードに先駆けて導入されたものの、ポイントが貯まるなどのメリットがありません。

 

しかし、2018年4月から徐々に加盟店が対応していく「キャッシュアウトサービス」は、J-Debitでもちろん利用できます。キャッシュアウトサービスとは、買い物をするときに口座から現金を引き出せレジで受け取れるものです。商品代金と必要な現金の合計額を同時に口座から引き落とし、現金は手元に受け取るわけです。ATMがない場所で現金を引き出すのに苦労するということもなくなります。

 

またこれだけでなく、「公金全額納付・手数料別請求方式サービス」も同じ2018年4月から開始を目指しています。公金全額納付・手数料別請求方式サービスは、地方公共団体や地方公営企業での支払いにデビットカードを使えるというものです。

 

この方法は、歳入・歳出すべて発生の事実に基づいて計上する総額主義の原則に対応するシステムが開発されることで可能になります。サービス利用者の支払い額を全額公的加盟機関に入金し、公的加盟機関が負担する手数料は後日請求されるというものです。公立病院などで支払い額が大きくなる時にも、安心できる方法として注目が集まっています。

 

J-Debitが新たなサービスを展開し、加盟店や利用者が多くなることが期待されています。国際ブランドのデビットカードに遅れはとっているものの、支払い方法の使い分けで利便性は今後高まるはずです。

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